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令和6年能登半島地震で実感した、安否確認システムの重要性
災害情報と連携した自動送信機能やLINE連携機能の設定方法・使い方とは

課 題

  • 以前は電話で安否確認を実施していたが、時間も手間もかかるほか、休日や夜間にはつながりにくいといった課題を感じていた

対 策

  • 多くの自治体で活用されている安否確認サービス2を導入した

  • 安否確認サービス2を活用し、災害発生時には自動で安否確認が実施されるように設定中

効 果

  • 安否確認にかかる職員の手間が大幅に軽減され、スムーズに安否確認を実施できるようになった

  • 安否確認サービス2のスマートフォンアプリの周知を進め、迅速に安否確認が完了する体制を構築

福井県敦賀市に位置する敦賀市役所。震度7を観測した令和6年能登半島地震の被害状況を受け、敦賀市役所でも見舞金の支給や市営住宅の供出など、必要な支援を提供しています。

安否確認サービス2を導入している敦賀市役所では、令和6年能登半島地震でどのように本システムを利用し、安否確認を進めたのか。危機管理対策課の仲村さんにお話を聞くとともに、安否確認サービス2の便利な機能もご紹介します。

多くの自治体に導入されているという安心感があった

仲村さんが所属されている敦賀市役所の危機管理対策課の取り組みについて教えてください。

私たち危機管理対策課では、主に地震や津波、風水害などの自然災害への対策のほか、防災訓練や防災意識向上に関する活動を行っています。

危機管理対策課の活動風景

『安否確認サービス2』の前身サービスである『安否確認サービス』から導入されていたそうですね!安否確認サービス2の導入前には、どんな課題や悩みがありましたか?

安否確認サービスの導入以前は、電話による緊急連絡網を活用し安否確認を実施していました。所属長から順番に職員一人ずつに連絡しており、決して効率的とはいえない方法でしたね。仮に、夜中に地震が起こってしまった場合、電話に気づかず安否確認に時間がかかるリスクもありました。

もっと効率的に、職員の安否確認ができる体制を構築すべく、安否確認サービスを導入しました。使用感に問題がなかったため、サービスリニューアル後の安否確認サービス2も引き続き利用しています。

安否確認サービスを導入されたきっかけや決め手は、何だったのでしょうか?

多くの自治体で導入されているという安心感が大きかったですね。安否確認サービスを活用している自治体の導入事例をみて当所でも安心して利用できると感じましたし、やはり災害時に効率的に安否確認を実施できるシステムがあることのメリットは大きいと考え、導入を決定しました。

令和6年能登半島地震の際など、すでに安否確認サービス2は何度も活用しています。

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令和6年能登半島地震で実施した安否確認の流れ

令和6年能登半島地震では、どのような流れで安否確認を進められたのでしょうか?

地震が発生して30分ほど経ったあとに、危機管理対策課の所属長からの指示を受けた職員が、全職員に向けて手動で安否確認連絡を配信。被害を受けなかった職員に対しては、出勤を呼びかけました。年始だったこともあり、すぐには役所に来られない職員もいたのですが、彼らの情報も安否確認サービス2の回答を確認し状況を把握。問題なく安否確認を遂行できました。

ありがとうございます!手動で安否確認連絡を行ったとお話しいただきましたが、災害情報と連動して自動で配信される設定に変更できることはご存知でしょうか?

そうなんですか! 知りませんでした。設定方法をぜひ教えていただきたいです。

安否確認サービス2の管理者画面から、災害発生時の設定を変更できます。「送信条件」「送信内容」「設問フォーム」などを事前に登録しておくことで、自動で安否確認が実施されます。たとえば、「地震が発生した地域に所属しているユーザーに送信する」といった運用が可能です。(操作ガイド|『自動一斉送信の設定とは』)

自動送信(地震発生時)の設定画面

ありがとうございます。事前に設定することで、自動配信が可能になるんですね。安否確認訓練でもシステムを活用したいのですが、予約配信機能などはありますか?

はい、設定すれば予約した日時に安否確認連絡を一斉送信することが可能です。休日や夜間に災害が発生した場合を想定した訓練などを実施いただけます。(操作ガイド|『日時予約送信とは』)

また、ユーザーに回答してもらう『設問フォーム』は自由に編集可能です。質問文、ならびに職員の方に選んでいただく選択肢、また設問数や設問フォームの種類などもカスタマイズできます。

地震や津波、特別警報発令時などに限らず、台風や洪水などの自然災害時、また新型コロナウイルスのようなパンデミック時の情報収集のほか、平常時における社内アンケートとしても活用いただいています。状況に合わせてご活用ください。

ありがとうございます。さっそく、自動送信設定の検討をしてみます。

アプリ・LINEで通知を受け取れることが魅力。漏れなく迅速に安否確認を実施できる

安否確認サービス2を導入した成果をどのような点に感じていますか?

もっとも大きな点は、全職員の安否確認を一括で実施できることです。電話を活用していたときと比べ、安否確認にかかる手間が大幅に削減できました。

また、スマートフォン専用のアプリケーションがあるのも嬉しいポイントです。現在では、LINEなどのコミュニケーションツールが普及しているため、メールを確認する習慣のない方も多いじゃないですか。そのため、敦賀市役所では、メールアドレスでの登録とあわせてアプリのダウンロードも職員に依頼しています。アプリケーションからの通知は気づきやすいため、迅速に安否確認が完了できている要因の一つだと考えています。

アプリケーションの登録を推奨してくださっているんですね。じつは安否確認サービス2では、LINE連携機能もあるんです。

そうなんですか、アプリケーションだけじゃないんですね

別途ご契約が必要なオプション機能にはなりますが、安否確認サービス2のLINE公式アカウントをご登録いただくことで、通知を受け取ることができます。

個別にLINE公式アカウントを登録したあと、管理者側ではどのような操作をしたらいいのでしょうか?

管理者画面の「個人設定」から、「プライベート連絡先のLINEアカウントの設定」を開いてください。

以下のような画面になりますので、「連携する」をクリックしていただき、ご自身のLINEアカウントのパスワードをご入力してログインしていただきます。自動的に表示される画面でも「連携する」をクリックしてください。

最初に開いた「個人設定」の画面に遷移し、「LINEとの連携に成功しました」と表示されたら、LINEとの連携が完了です。

ありがとうございます。職員にとって安否確認サービス2がより使いやすくなる機能だと思います。

今後、安否確認サービス2を使った防災対策の展望を聞かせてください。

定期的な訓練を続けるとともに、災害時を想定した事前告知なしの訓練も行い、防災意識をより高めていきたいと考えています。

また今回、安否確認連絡を自動で一斉送信する設定方法についても確認できたので、より一層、安否確認の体制を強化していきたいですね。

素敵なお話をありがとうございました。今後の防災・BCP対策においても引き続き安否確認サービス2をお役立てください!

※掲載内容は取材当時のものです。

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